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ヒュッゲについて

10月11日。

朝起きると肌寒く、そろそろ冬に向かって来たことを実感した今朝。

こんな季節には身体を、温める紅茶が飲みたくなります。

私は仕事柄、お茶会やイベントでお客様に紅茶をご提供することが多く、華やかなイメージのティーシーンに関わることが多いのですが、

実はホントに好きなのは

日常に紅茶を飲むシチュエーションだったりします。

例えば、自宅でイベントのアイデアを考える時。パソコンでのお仕事をするとき。

外での充実したお仕事の後、うちに帰った時。

やかんにお湯を沸かして紅茶を淹れます。

その湯気を眺めていると、イガイガしていた心がほっとする。

そして、どんな紅茶が飲みたいかを自分に質問して、その時に飲みたいものを選ぶ。

淹れているうちに、幸せな気分になり

それだけでリラックスします。

時には眠る前に、三角座りで好きな本を読みながら

毛布にくるまって、マグカップの紅茶を飲む。というのもあります。

私にとって紅茶とは、色んなものをリセットするのに欠かせないものです。

そして、紅茶を淹れることに、少しだけ手間をかけることによって、

自分にも優しくすることに繋がっているような気がします。

毎週月曜日の習慣になっている朝活仲間のようこさんにデンマークのヒュッゲについて書かれている本をお借りして読んでいました。

北欧ならではのヒュッゲ(心豊かに安心して安らいだり、大好きな人と一緒だったり、ホッとする、人生を豊かにすること)な暮らし方を

解説するその本を読み進めていると、

デンマークでも同じように、人目につきにくい台所兼ダイニングの部屋でクッションや毛布を持ち込んで、紅茶をゆっくりと味わうのだそうです。ヒュッゲクローウというそうです。

自分で自分が取り戻せたり、楽しめるような

そんなちょっとした時間を大事にするだけで、

日々の暮らしがとても心温まるものに変わるような気がします。

人生には沢山の出来事があります。

進めたくても進まないことや、思うようにいかないことも。時には後ろを向いてしまうことも。

そんな時このヒュッゲというシンプルな幸せを作る方法を少し心の中においておくと、

笑顔でいられることがもっと増えそうな。

そして、そこに紅茶の温かい湯気があると

もっとしあわせな気持ちになるかもしれません。







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